『日常の第四話』における、麻衣の洗脳テクニックについて

人を自在に操るには、揺さぶりのテクニックがよく使われます。 取り調べ室にて若い刑事が散々怒鳴りつけた後で、老齢刑事がカツ丼を喰わせながら「お前、生まれはどこや」というアレです。 本を重ねて読んでいる麻衣に、ゆっこは軽い気持ちで突っ込みを入れ…

[論理療法]松屋の納豆定食

論理療法 松屋で350円の納豆定食を食べる。 もともとがあまり大食いではないので、全部食べきれない。 しかし、全部食べねばならないという思い込みから、いつも食後には胃がもたれて気分が悪くなり、消化薬を飲むことになる。 結果、食後は暫く気分が悪…

「つぼみ Vol.7」

「百合姉妹」からはじまり、「百合姫」、「百合姫S」と読んできたのですが、どれも途中でリタイア。 「百合姉妹」は廃刊なので仕方がないとして、「百合姫」はBL色がどうにも薄れず、「百合姫S」は萌え系で一時は長いこと読んでいたのですが、こちらも記…

「オレ様化する子どもたち」諏訪哲二//後半がなければ名著

現場バリバリで活躍してきた教師による教育論。 今までイノセントなものとして「子どもがおかしい」と発言するのが躊躇われていたが、はっきりと言うべきである。 教育は贈与であり、等価交換ではない。 それらの主張を豊富な現場例を交えて語る口調は、多少…

「考えない練習」小池龍之介

自己啓発本などでは、常に思考を絶やさずに考える癖をつける事を提唱しておりますが、これはその逆。 怒りや欲など、混乱した思考に悩まされている人に向けた、考えない練習の本です。 無論、日がな一日ボーッとしていろという事ではありません。 その瞬間に…

「いやな気分の整理学 論理療法のすすめ」 岡野守也

いやな気分になったらどうするか。 論理療法では「ABC理論」という考え方をするそうです。A=「嫌な気分を誘発、活性化するような出来事」 C=「その結果、落ち込んだり腹が立ったりする」 普通はA→Cという考えに流れます。 しかし実はその間にBとい…

「ゆるゆる」たかみち

たかみちさんの描く画からは全く邪気が感じられないにも関わらず、描かれる女の子たちにエロさを見出してしまうのは、これは受け手の心の中にそういうものがあるからでしょう。 だから例えばアグネスとかがこの画を見たとしても、「あら〜可愛い女の子ねぇ〜…

「人を動かす」デール・カーネギー 訳:山口博

自己啓発本の元祖と言われる本ですが、今まで読むのを躊躇っていました。 なんかこの表紙からして立派そうなおじさまの写真で、すっごいカタい道徳本だと思っていたからです。 しかしいざ読んでみると楽しい楽しい。 これは翻訳者の力も大きいとは思うのです…

催眠術、自己暗示について2 緊張とは。

催眠術や自己暗示の基本は、緊張を解く事です。 この術者は、私に何か恐い事をするのではないか。 暗示にかかって取り返しの付かない事になったらどうしよう。 その様な警戒心が、緊張という反応として身体に出て来るのです。 警戒すると、人は本能的に身構…

「える・えるシスター」邪武丸 1〜3巻

ノッポで怪力のヘタレ妹と、変態リビドー全開の生徒会長姉とのドタバタ百合ラブコメ。 その魅力は、読んでいる顔が終始ニヤニヤしてしまうラブラブっぷり。 登場人物は女性しかいないのですが、皆一様に惚れっぽく可愛いモノに目がありません。 女の子同士が…

催眠術、自己暗示について1 「催眠オナニー入門」を買ってみた。

『さあ、やってみよう 催眠オナニー入門(CD付)』という本を買ってみました。 もともと催眠術や自己暗示には興味があり、自分でも色々と試してはいたので正直内容的には今更なんですが、この様な本が出たというだけで意味があります。 表紙を描いている紺野あ…

コミック百合姫S Vol.1

本家と比べ、よりライトな絵柄と内容になり、ぶっちゃけ男性向け萌え百合雑誌に割り切った構成でスタートしたコミック百合姫S。 その中から今回は、私の大ファンである作家さん二人にスポットを。 ☆ 「interface」玄鉄絢 この方の見所は非常に洗練された絵柄…

電撃!!イージス5(谷川流)

ハルヒで有名な谷川流さんのノベルです。 これは雑誌「電撃萌王」に連載されていた作品なので、基本的に1話完結で実にシンプル。 簡単な粗筋としては、祖父の実験により次元に亀裂が入り、そこから現れる謎のEOSと呼ばれるモノを退治する為に集まった5…